【インタビュー】車椅子のS級ライセンスコーチ羽中田昌監督1(全4回)

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21
03月
2012

羽中田監督1

2012シーズンより関西1部リーグ「奈良クラブ」の監督に就任した羽中田昌氏に独占インタビューを行った。羽中田監督は、高校生時代サッカーの名門韮崎高校のエースとして2年連続全国大会準優勝に貢献。高校卒業後、交通事故に遭い、脊髄を損傷。下半身不随の生活を余儀なくされる。9年間の県庁勤めを経て、Jリーグ開幕を機にスペインへのサッカー留学を決意し、バルセロナに渡る。バルセロナ滞在の5年間でサッカーコーチングを学び、帰国後念願のS級コーチライセンス取得した。2012シーズンより、奈良クラブの指揮をとる。

「監督の仕事とは、チームの方向性を示すことと、選手自身の才能を気づかせてあげること」

サッカーなう(以下、なう):まずは奈良クラブの監督就任おめでとうございます。率直な感想をお願いいたします

羽中田昌監督(以下、監督):3年ぶりに社会人の監督に復帰するってことで、うれしかったですね。今はすごくワクワクしています。

なう:チームに合流されて数日ですが、チームはどうでしたか?

監督:選手たちは結構明るくて、すんなり自分を受け入れてくれましたね。これからやるべきことはたくさんあるんでね。選手たちと力合わせてやっていきたいですね。 

なう:選手たちの第一印象はどうですか?

監督:なんかやってくれそうな雰囲気はありますね。ポテンシャルを感じます。ただそのポテンシャルを引き出すために、選手たちの組み合わせっていうものが大事になってきますね。

なう:注目の選手はいますか?

監督:僕はある選手を取り上げるっていうことはあんま好きじゃなくてね。チームとして全体のバランスを見ていきたいですね。

なう:チームコンセプトはありますか?

監督:パスサッカー、ポゼッションサッカーです。守備に関しては、前線からプレスをかけるスタイルですね。あとはフェアプレーです。

なう:フェアプレーですか?

監督:はい。選手たちには、楽しんでサッカーをやってほしいですね。勝ちを目指すっていうのは当然のことで、そのためのアプローチをどうやっていくのか、どんなプロセスをたどるのかってことを楽しみながら、やっていきたいです。

なう:奈良クラブは昨年、関西1部で優勝し、あと一歩というとこでJFLへの昇格を逃しました。それを乗り越える要素はどんなことだとお考えですか。

監督:まぁ、就任して間もないので今は試行錯誤の時期ですよね。その中で、選手間の関係性を見極め、チームとしてステップアップしていきたいです。監督としてはある程度の方向性を示して、その後は選手が主体になってチーム作りをしていってほしいですね。プレーするのは選手ですから。あとは、選手が意外に自分の才能に気づいてないことが多いので、それを伝えてあげることが仕事だと思ってます。サッカーというものは、人間性が表れるものだと思ってますんでね。プレーだけでなく、違うことでいろいろな経験をして、人として成長していってほしいとは選手には最初伝えましたよ。

 

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