【インタビュー】ヴォルカ鹿児島が明かす「統合見送りとJリーグ準加盟」

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05
03月
2013


(写真提供:ヴォルカ鹿児島) ※恒松伴典総監督(右)

ヴォルカ鹿児島は現在、地域リーグの九州リーグに所属する社会人チーム。2012年は、最終節でFC KAGOSHIMAとの直接対決に惜しくも敗れ、クラブ初となる九州1部リーグ優勝を逃した。

昨年末、同じく鹿児島市をホームタウンとするFC KAGOSHIMAとのチーム統合の交渉が行われたが、合意には至らなかった。今年は、自力での昇格を目指す。

■JFLに届かなかったのは力不足

-ヴォルカ鹿児島は、1959年からある歴史あるチームですね。

恒松GM兼総監督(以下、恒松):鹿児島県の教職員のサッカー部として誕生しました。それが母体となり、1995年に「ヴォルカ鹿児島」としてクラブチームに移行しました。

 

-これまで地域決勝に3度進出しているが、JFLに届かなかった原因は?

恒松:やはり、何もかも相手が上回っていたということですね。本気でプロリーグに挑むための資金力の面であったり、選手を集める力であったり。試合のスコアだけ見ればそんなに差はありませんが、実際は他のチームとさまざまな面で大きな差がありましたね。

 

-2013年より「2億円の資金を集め選手全員をプロ化する」と表明されていますが

恒松:あくまでも2億円というのは、J2を目指して掲げていましたし、「一本化」ができていたら、チーム力強化の面でも資金面でも見込みがありましたので。

 

■「一本化」の経緯と今後

-では、「統合」が見送りになった経緯を教えて下さい。

湯脇代表代行(以下、湯脇):そもそも交渉期限が短すぎたんですよね。12月25日までに結論を出さなければいけないというのは。話が進み始めたのが12月入ってからなので、実質20日程度だったんで。

基本的に会社どうしの合併になるわけですから、スポンサー様への説明を含め、もろもろ整理するのに時間がかかるという認識でいましたので、12月からの統合の話を進めるには、こちらとしては準備期間がなさすぎました。それだけの期間では「実質不可能です」と伝えたところ、「ヴォルカ側は統合に消極的」と言われてしまったりしたんです。

誰も決して悪いわけではないんですが、このタイミングではちょっと無理があったのではと思います。チーム間ではなく、行司役というか、中立な立場の第3組織が立ち上がって、一本化にむけて調整した方がうまくいくと思っていましたのでね。ですので、ヴォルカは第3組織の「737鹿児島サッカープロ設立準備会」に全てを委ねました。合併協議していく上で、2つのチームをひとつにするということは、両チーム同士が議論しても、現実厳しいと思います。今回は時間切れという感じです。

※「737鹿児島プロサッカー設立準備会」とは、鹿児島県にJリーグチームを創るために24年5月に発足した団体。その為に、ヴォルカが保有していた準加盟申請をする際に必要な①県サッカー協会と②ホームタウン自治体鹿児島市からの承認の権利の譲渡を受けていた。

 

 【次ページ】「代表者は第3者を」と提案したが・・・

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