2013年の各地域リーグ、それぞれの折り返し地点

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18
06月
2013


(写真提供:アルティーヴォ和歌山)

湿気が多くなってジメジメしてくると、日本のサッカー界も野球界も折り返しを迎える頃だ。

そんな折、2014年よりJ3が創設されることで注目されている、あるリーグも折り返し地点を迎えている。ノルブリッツ北海道、ヴァンラーレ八戸FC、サウルコス福井、FC KOREA、FC鈴鹿ランポーレ、FC大阪、ファジアーノ岡山ネクスト、FC今治、ヴォルカ鹿児島。

ここまでクラブ名を挙げるとわかる方も多いだろう。地域リーグである。ちなみにこの9クラブは、各地域リーグで現在首位を走る。

J3参入には4つの条件が必要である。まずは3つの前提条件、「2013年6月末までに準加盟の申請を行い、準加盟クラブとして承認を受けること」、「J3ライセンスを発給されること」、「Jリーグ理事会に入会を承認されること」

そして、もうひとつは「成績」だ。2013年シーズンの成績において、次の優先順位で10または12クラブが選ばれる。

1.J2より降格してくるクラブ(J2からJFLには降格しない)
2.JFLに所属するクラブ上位順
3.地域リーグ 地域決勝 決勝ラウンド進出クラブ
4.地域リーグ 地域決勝 1次ラウンド出場クラブ
5.地域リーグ 地域決勝 不進出クラブ

現在、JFLには6つの準加盟クラブがある。ブラウブリッツ秋田、FC町田ゼルビア(準会員)、SC相模原、AC長野パルセイロ、ツエーゲン金沢、カマタマーレ讃岐だ。この中から、J2昇格が最高で2クラブ出るが、その場合はJ2からJ3への降格も2クラブになる。つまり6クラブはほぼ決定しているということだ。

なお、6月末まで準加盟申請をJFLや地域リーグクラブから受け付けている。(6月18日現在、申請をしているのは地域リーグのレノファ山口と、グルージャ盛岡のみ)

J3に参入したい地域リーグクラブは、各地域リーグで優勝し、なんとしても地域決勝には出場しておきたいところである。それと同時に、JFL昇格を目指すクラブも今までと同様、地域決勝を勝ち抜く必要がある。

繰り返すが、地域リーグはいよいよ折り返しを迎える地域が多い。9つある各地域リーグの現時点の成績は以下のとおり。

 

【北海道リーグ】
全14節中5節を消化。昨年北海道リーグ優勝を果たし、地域決勝でも3位になった、王者ノルブリッツ北海道が5戦全勝で独走状態。いまだ、1失点しかしていない。そのノルブリッツを追うのは、十勝フェアスカイジェネシス。3勝1分け1敗だが、ノルブリッツとの直接対決が2戦とも残っており、そこで勝利すれば面白くなりそうだ。

【東北リーグ】
全18節中、それぞれ7〜10試合を消化した東北リーグでは、3強が競っている状況。首位はヴァンラーレ八戸で9勝1敗。2位は準加盟申請をしているグルージャ盛岡で、8勝1分け1敗。この2クラブの直接対決2試合は、1勝ずつと互いに譲らない。3位はFCガンジュ岩手で、7勝2敗で続く。岩手の2敗は、八戸と盛岡が相手だったように、直接対決がカギを握る。岩手は、八戸と盛岡それぞれとの対戦が1試合ずつ残っているため、ここでの勝利が優勝への条件となるだろう。3強の争いから目が離せない。

【北信越リーグ】
全14節中9〜10試合を消化。サウルコス福井が9勝1分けと、今年も強さをみせている。勝ち点3差で追うのは2位のJAPANサッカーカレッジで、8勝2敗。そして消化が1試合少ないながら、そこから勝ち点2差でアルティスタ東御が続く。優勝はほぼこの3クラブに絞られたといっていい。

【関東リーグ】
全18節で、11節が終了。無敗のFC KOREAが勝ち点27。2位は勝ち点26のヴェルフェたかはら那須。勝ち点1差で2クラブが争っている。直接対決の1戦目ではFC KOREAが勝利したため、第2戦が重要な試合となりそう。3位のtonan前橋も勝ち点20で追いかけており、まだ優勝の可能性はあるだろう。優勝候補の東京23FCは既に5敗を喫し、勝ち点16で5位に沈んでいる。

【東海リーグ】
全14節中、4〜6試合を消化。首位は4勝2分けのFC鈴鹿ランポーレ。2位には勝ち点1差で、消化が1試合少ないマルヤス工業が、3勝1敗で続く。まだ全試合の約3分の1を消化したのみであり、多くのクラブに可能性がありそうだ。

【関西リーグ】
全14節中ちょうど半分の7節を消化。記憶にないほど予期できない激戦が予想された関西リーグでは、2部から昇格したFC大阪が首位に立っている。6勝1分けの勝ち点19で失点はわずか2。優勝候補に挙げられたアミティエSCや奈良クラブにも完封で勝利している。2位につけているのは昨年優勝のアミティエSCで、勝ち点16。レイジェンド滋賀が勝ち点13で3位に続く。昨年全社枠で地域決勝へ出場したバンディオンセは4位、2011年王者の奈良クラブは6位となっている。

【中国リーグ】
全18節中、11〜14試合を消化。優勝は3クラブに絞られた。首位のファジアーノ岡山ネクストはプロ契約選手だけあって個々の能力が高い。12試合消化で勝ち点33。2位には王者のデッツォーラ島根 ECで、11試合消化で勝ち点31。3位には準加盟申請をしたレノファ山口FCで、13試合で勝ち点30。

【四国リーグ】
全14節中、8節消化。今年もFC今治が強さをみせており、8勝0敗で得失点差+42となっている。また復権を目指す南国高知FCは勝ち点7差の2位となっている。南国高知から勝ち点1差の3位には、高知Uトラスターが続いている。FC今治の独走を止めるクラブは現れるのだろうか。

【九州リーグ】
全18節中、半分の9節を消化。大方の予想通り、昨年と同様に鹿児島の2クラブが優勝争いをする。首位は勝ち点25のヴォルカ鹿児島。2位には勝ち点22のFC KAGOSHIMA。カギとなるのは2戦ある直接対決だが、1戦目はヴォルカが勝利した。3位の新日鐵住金大分が勝ち点15で追っている。

今年は関西や中国など、激戦のリーグが多い。一方で昨年の地域決勝で活躍し、今年も独走するクラブもある。今年の地域決勝は、J3のことで今までにないくらいの注目を集めるだろう。

「強さ」を見せるクラブがこれだけあるのだから、史上最高レベルになる可能性も高く、地域リーグ自体の誇りを感じることができそうだ。

 

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  • date:2013/06/18 16:59