【特集インタビュー】奈良クラブ 林佳祐「奈良のサッカーは熱くなってきている」

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03
02月
2016

奈良クラブ 林佳祐選手
(写真:奈良クラブ 林佳祐選手)

ヴィッセル神戸ユースから、同志社大学を経て2011年にヴィッセル神戸へ加入した林佳祐。ヴィッセル神戸ユースから大学を経由し、トップチームへ加入する初の選手2013年にプロA契約を掴みとったが、その年にチームからは契約満了を言い渡される。翌年J3のガイナーレ鳥取へ移籍したが、同年シーズン終了後に契約満了により退団鳥取を去ることになった。林がその後の進路に選んだのはJクラブではなく、JFL初年度の奈良クラブだった。今回これまでのサッカー経験や今後の夢について林佳祐に話を聞いた。

-林選手にとってのサッカーとは?
林佳祐(以下、林):挑戦し続けられるものだと思います。苦しいことや辛いこともありますが、それを超えるぐらいのモノがあります。これまでに長期的な膝の怪我もありましたし、ヴィッセル神戸にいたときは練習してもなかなか試合に出ることができないときもありました。さらにそのチームに居たいと思っても、契約満了でチームを離れなければいけないときは本当に辛かったです。でもその度に挑戦ができる。挑戦を続けられるモノというのが自分にとってのサッカーです。

-林選手とサッカーの出会いは?
林:4歳ぐらいのときに兄の影響でサッカーを始めました。その時ぐらいからプロになりたいと思っていました。

-その夢だったJリーガーになって感じたことは?
林:レベルが高いと思っていましたが、能力、技術、止める、蹴るという基本的な動きまで、全てにおいて思っている以上にレベルが高かったです。

-これまでに1番印象に残っている試合は?
林:やっぱりJリーグデビュー戦ですね。アウェイの川崎フロンターレ戦で、いきなりチャンスは巡ってきました。岳登さんや久仁衛さんも一緒に出ていて、相手チームには大学時代の先輩で大好きなサッカー選手である楠神順平さんがいて、デビュー戦で対戦出来たのは嬉しくて忘れられない思い出です。3-0で試合にも勝てました。あの試合は本当に印象に残っていますね。

-辛い時期が何度かあったとのことですが、支えとなったものなどはございましたか?
林:神戸で2年目のときに半月板の縫合手術を受けて、全治7ヶ月ぐらいかかりました。最初に7ヶ月と聞いた時は「あー7ヶ月サッカーができないんだ」ととても辛かったです。そんな時家族ももちろんですが、チームメイトは本当に支えになってくれました。北本久仁衛さん(現:ヴィッセル神戸)や近藤岳登さん(現:FC大阪)は入院中毎日病院に来てくれて、いつも笑顔にしてくれました。退院してからも松葉杖で全然外に出ることが出来なかったけど、毎日寮まで迎えに来てくれてご飯に連れて行ってくれていました。その人たちに支えてもらってリハビリは乗り越えられたと思います。

-試合のとき心がけていることはありますか?
林:相手の嫌がるプレーをしようというのは考えています。90分間上下運動を続けられるところと、縦の動きからクロスを上げることができるのは自分の武器で、そこは負けたくないと考えています。

-奈良クラブとの出会いは?
林:大学の後輩が奈良クラブに所属していて、GMの矢部さん(矢部次郎ゼネラルマネジャー)と話す機会をいただきました。そのときに奈良クラブの良さを知って、さらに奈良のサッカー熱が少しずつ熱くなっているのを感じました。すごく惹かれるものを感じました。

-実際に1年間奈良クラブで戦ってみていかがですか?
林:JFLの中では1番サポーターが熱いと思いました。選手との距離が近いのでいつもサポーターの声は力になっています。アウェイにも多くのサポーターが駆けつけてくれているので感謝しています。地域の方々も関西リーグからJFLに昇格したことを受けて、すごく協力してくれています。鴻ノ池陸上競技場のピッチも昨シーズンの最後には、Jリーグのスタジアムと変わらないぐらい良い芝になっていました。あとは僕たちがその期待に答えなければいけないと思います。

-J1、J2、J3さらにはJFLと多くのカテゴリーを経験されていますが、このJFLのカテゴリーで何か思うことはありますか?
林:奈良クラブに入ってからは、仕事をしながらサッカーをしています。昼までサッカーをして、そこから仕事に行きます。今までで1番忙しい毎日ですが、それが逆に充実していて、時間がないからこそ効率的に動くということを考えることができます。1番嬉しいのは障がい者就労支援施設で働いていますが、そこの方々が試合になったら応援に来てくれています。多い時は職員と訓練生で60人ぐらい来てくれます。そういうのはJリーグでは味わえなかったです。僕達は勇気をもらって、僕らも試合で元気を与えることができるので本当に良い関係が築けていると思います。

-去年の課題、そして今年は俺のここを見てくれといところはありますか?
林:やっぱり90分間走り続けるというところは見て欲しいです。昨年のチームの課題は得点力だったので、今年はアシストやゴールに絡む動きを増やしたいと思います。チャンスがあればしっかりゴールも狙って行きたいと思います。

-林選手の今後の夢を教えて下さい。
林:今でも神戸の時のチームメイトとご飯に行かせていただいたり、会ったりしています。J1やJ2で活躍している選手たちもいて、そのときにすごく刺激をもらっています。自分もやっぱりその舞台に行きたいと想う気持ちは強いです。まだ今はJFLですが早くその舞台に行きたいと思います。今年で28歳になり、勝負の年になると考えています。今年はJ1、J2でサッカーをするためにも今年は勝負の年になると思います。

-サポーターに向けて
林:昨年は「J3に上がる」と言っていたが、目標を達成することができずに申し訳ない思いをさせてしまいました。目標であるJ3を目指して選手たちも厳しいトレーニングを積んでいます。試合で結果をせるように頑張りますので、昨年以上の応援を宜しくお願いします。

 

(取材・文:澤田悠樹)

 

 

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