【戦評】佐藤寿人の100ゴール目を許したG大阪、今季ワーストの4失点

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09
04月
2012

J1第5節サンフレッチェ広島vsガンバ大阪(4月7日開催)

今シーズン開幕してから対照的な2チームの状態が結果としてそのまま現れた試合であった。広島は開幕から好調を維持しており、第4節を終えた時点で4位につけていた。その好調の広島を牽引するのが先月30歳を迎えたフォワードの佐藤寿人である。佐藤は2011シーズンに11ゴールをあげてJリーグで日本人初の8年連続二桁得点(2年間はJ2での得点)を達成しており、今シーズンも開幕から第4節までで3ゴールと良いパフォーマンスを発揮している。この試合で佐藤はJ1通算100ゴールを達成したが、その100ゴールの舞台を演出してしまったのがG大阪であった。

 

G大阪は4月3日のACLで今シーズン公式戦初勝利をあげたものの、リーグ戦では開幕からいまだに勝ち星がなく第4節まででリーグ15位と低迷していた。セホーン前監督から松波新監督に交代し、少しずつではあるが攻撃面にはガンバらしさが出てきている。しかし守備は崩壊したまま、いまだに立て直せずにいる。

 

試合は前半からG大阪ゴールに攻める広島、後手に回るG大阪という構図であった。前半9分には佐藤寿人が青山のパスに反応し、G大阪ディフェンスの裏に抜け出して先制ゴールを奪う。広島らしい攻撃にG大阪は対処しきれずに早々と失点してまう。この修正が今のG大阪にはできず、失点を重ねている。試合後に今野が「ミスをカバーできる組織をつくっていかないと。」とコメントしたように、前半32分の大崎淳矢が藤春に倒されてPKを献上した場面でも、早めの対応が出来ず後手に回り結果としてファウルを取られてしまった。また、守備が少々不安でも昨シーズンまでのG大阪ではれば、それを払拭するだけの攻撃力があり、点を取られたら取り返せるだけの勢いがあった。しかし現状はその頼みの攻撃がうまく機能せず、単発で終わってしまっている。後半に相手のミスから1点を返し、その後もG大阪が攻め込む時間帯もあったが、結局追加点を取れなかった。逆に前のめりになった所で広島に追加点を許してしまった。点を取った以上に点を決められている現状から脱却するためにはまずディフェンス陣の立て直しが急務である。

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  • date:2012/04/09 22:08