【戦評】明暗を分けた二人のフォワード 原一樹と杉本健勇

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18
04月
2012

J2第8節 京都サンガF.C.vs東京ヴェルディ

3連勝中のチーム同士の対決となったこの試合、好調の両チームは開始直後からお互いに一歩も譲らない展開となった。

細かいパスをダイレクトでつなぐ京都とサイドや中盤からのロングボールでフォワードにボールを供給する東京V。両チームともそれぞれの持ち味を活かして優位に立とうとしていた。

この試合で一番輝いていたのが京都のゴールキーパーの水谷だった。しかしその水谷の活躍を引き立てたのは今年C大阪から期限付き移籍した東京の杉本健勇である。杉本は前節まで2試合連続でゴールを決めており、この試合も良い動きを見せ何度も決定機が訪れていたが、チャンスというチャンスをすべて水谷のビッグセーブに遮られた。杉本はこの試合フル出場を果たしたが、結果を残せなかった。途中出場で2試合連続の決勝ゴールを決めた京都の原一樹とは実に対照的であった。

原は今シーズン出場した試合はすべて途中出場で、プレーした時間は毎試合30分以内と与えられた時間が決して多くはないのにも関わらず、結果を残している。前節は後半終了間際からの出場で決勝ゴールを決め、この試合ではファーストタッチがそのまま決勝ゴールになるなど、勝負強さが際立っていた。まさにスーパーサブである。

この試合で先発した宮吉と長沢も今シーズ安定したプレーを見せているが、原を先発で起用してみてもよいのではないだろうか。今回は明暗が分かれた二人であったが、次節での活躍を期待したい。

 

(長沼 忍)

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  • date:2012/04/18 18:46