【インタビュー】「大迫 半端ないって」の元滝二主将・中西隆裕

第87回全国高校サッカー選手権大会準々決勝・滝川第二高校対鹿児島城西高校の、試合後のロッカールームで、高校サッカー界の歴史に残るといわれる名言がうまれた。 (参考動画: https://www.youtube.com/watch?v=B-uRb9Ba9uA) 大会で10得点を挙げ、得点王に輝いた鹿児島城西のFW大迫勇也(現・鹿島)と対峙した、滝川第二のDF中西隆裕(現・関西大)が涙ながらに放った言葉「大迫 半端ないって」。高校サッカーの“爽やかさ”が凝縮されたようなその言葉は、日本中のサッカーファンの脳裏に焼き付いた。 あれから4年。中西は関西大学を卒業すると同時に、サッカーを引退する。4月から大手銀行に営業職として入社する彼の「今」に迫る。 ■サッカー引退理由 -JFA U-18選抜にも選ばれた中西さんが「大学を卒業すればサッカーを続けない」と決意したのは? 中西隆裕(以下、中西):大学までサッカーをずっとやってきたんですが、関大のトップチームでも試合になかなか出られなかったので、自分の将来を冷静に考えた時に、サッカーを続けるか、就職活動をして会社員になるかという選択肢の中で、自分は会社員としてのほうがやっていけるんやろうなと思いました。   -プロサッカー選手の引退の平均年齢は26歳と言われていますが、悔いはないですか? 中西:これからもサッカーを続けて引退後に就職するという形ではなく、大学でサッカーをやりきって大学で辞めようと決めたんで、悔いはないですね。   -それはいつですか? 中西:大学2年のうちには将来について考え始めて、3年時にはサッカー部から「サッカーを続けるか、就活に専念するか」という話がありました。そこで「就職します」と話しました。   -仕事をしながら、地域リーグなどの選手としてサッカーを続けようという気持ちは? 中西:それはなかったですね。セレクションも受けなかったです。   【PR】大迫半端ないってTシャツが入荷!   ■名言「大迫 半端ないって」の誕生秘話 -高校時代のことを聞かせて下さい。滝二時代といえば、「大迫 半端ないって」という名言ですね。その言葉が出た時の気持ちを教えていただけますか? 中西:あの時は、鹿児島城西に準々決勝で負けて、ロッカーに戻ってきたころにはほとんどの選手が泣いていたんですが、僕らのチームってそもそもそんなしんみりするタイプじゃなくて、「どんな時も笑っていこう」という感じでした。 僕自身も泣いていたんですけど、「泣くのはなんかちゃうな」とふと思いました。それで「もう泣かんとこう」って、みんなに声掛けたんです。その後にテレビカメラが入ってきて、和ませようという気持ちもあって、本音ではありますが、あの言葉が出たんですね(笑)。   -You tube等の動画の再生回数が合計すると450万回を超えています。反響には驚かれたんじゃないんですか? 中西:かなりびっくりしましたね。最初は全く気にも留めてなかったんですが、Youtube の再生回数もどんどん上がっていっていて。大学入学した時も「『大迫半端ない』の人じゃない?」って声掛けられました(笑)。サッカー部の飲み会とかで先輩に、「大迫のところ、おれの名前に換えて言って」なんて言われてやらされたりしましたね(笑)。